吹き替え翻訳】 向いている人

1.脚本を書くことに興味がある人
 吹き替えは、声優さんが声の演技で命を吹き込めるように、台本の形でセリフを作る翻訳です。
字幕翻訳と比較すると、吹き替え翻訳は耳でセリフを理解します。
話し言葉に興味がある方、ドラマの脚本のように、いきたセリフを書きたいと思う人に向いています。
同じ言葉を話しても、役者さんの表情や、人柄、心情で、セリフの意味が変わってきますし、
変化をつけることができます。
セリフ以外にもト書きや梗概など書きます。演劇などに興味があればなおよいでしょう。
ボイスオーバーの場合はニュースキャスターをイメージすればわかりやすいと思います。
必要な情報を漏れなくダブりなく適切な長さでまとめ発信していく翻訳です。
社会情勢や経済や政治など、自分の専門分野を極めると、仕事がしやすくなるでしょう。

2.映像が好きであること
 吹き替えでも字幕でもボイスオーバーでも共通することは、映像が好きであること。
文章翻訳と違って映像翻訳は映像が主役です。
ルールが細かいうえに、老若男女が見るので、誰にでもわかりやすく、
映像の魅力を100パーセント生かす翻訳であることが大事です。
ですから小説などの文字だけで表現をする翻訳がお好きな方は、
多少物足りなくなる場合があります。
どんな翻訳が自分に向いているか、決めかねている方は、映像に限らず文芸や実務、
ビジネス等々にも触れてみて自分にあった翻訳を選ぶことも重要です。

3.きりかえが早く、遊び心がある人
 遊び心というと、遊びたい気持ちや遊び半分の気持ちという意味と、
ゆとりや洒落けのある心のことを言いますが、ここでは後者をさします。
映像翻訳はニュース映像もありますが、ほとんどがエンターテインメントです。
“楽しくなければ意味がない”と言っても過言ではありません。
たとえ性格はまじめで頑固でも、映像を見たとたんに、
その世界に浸ることができる柔軟性があること。
自分の苦手なジャンルのお仕事をいただいても、遊び心で、映像のいいところを探して楽しみましょう。
昨日はコメディー、今日はホラー、明日は恋愛、あさってはニュースと異なるジャンルが重なっても
ストレスをためないように気持ちのきりかえを素早く、楽しみながらキャリアアップを図りましょう。

4.体力・気力・向上心のある方
 どんな仕事でも体力・気力・向上心があることは良い仕事をするための条件ではないでしょうか?
字幕では素直さを強調しましたが、吹き替えでは体力・気力を強調したいと思います。
とにかく書く量が多いのです。ガヤなど、台本にないものも、セリフにしなければなりません。
収録現場では、声優さんやディレクターさんと共に、現場で手直しをする臨機応変さも必要です。
クライアントの申し出を受け入れて、チャレンジしつづけること、そして、わからないことがあったら、
どこまでも追求していくことに喜びを感じる人が向いています。
自分の専門の語学と日本語力は磨きつづけることは必須だと最後に付け加えておきます。


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